海の向こうで自分語りが始まる
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ちゃっす!いとがです!
先に言うけど、今回は自分語り1000%です!残り二回なのに何やってんだって感じだけど、まあ許して!
四月も中旬になって新生活に慣れてきたところで、ぼちぼち「あれ、私の進路選択(学校や就職先選びとか)、もしかしてミスった?」って感じで5月病を発症する人が出てくる頃かと思います。
平成の自分語り大好きクソ野郎こといとがちゃん、こういう好機は逃しません!ちょっとおじさんなのを良いことに、専門用語でいうところのパイセンウィンド(訳:先輩風)を自分語りを交えてびゅんびゅん吹かせていきますよ!振り落とされねえようについてきな!キランッ(歯を白く光らせる)
幸せの所在、考えてみましょう。
僕の頭の中には、幼少期から「良い学校に行って、良い会社に入ると幸せに近づける」という思い込みがありました。親にそう言われた記憶がないので、学校やテレビマンガによる教育の賜物でしょう。
なので、当然のように大学受験をしました。自体は大変だったけどそこまででもなかったです。
ただ、大学受験が終わった直後から、心のどこかに妙な違和感を覚え始めました。一番大きいモヤモヤは、「僕はなんでこの大学に行きたいんだろう」という疑問に答えられないことでした。当時の自分には学びたいものはなく、ただ漠然と「暗記だけで入学できて、なるべく偏差値が高くて体育の必修がないところ」くらいで受験先を決めていた。自分の合格を知ったときはうれしかったけど、そのモヤモヤは消えないままでした。
今思えば、このときにちゃんと自分と向き合う時間を取るべきでした。そうすれば、将来迎えるダメージをもう少しましにできたかもしれません。が、今更そんなことを考えても後のフェスティバル!
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大学生活は、楽に単位の取れる授業だけを受けて、なんとなくサークルに入り、異性となんとなく付き合ったり別れたりして、誰でも送れそうなつまんない大学生活を過ごしました。
そんな生活を送っていたから、就職活動も苦労しました。
自己分析をした結果、「ものづくりがしたい」という浅い答えだけが出て、僕はその回答に従って企業にエントリーしました。しかし、「なぜものづくりがしたいのか」がわからない上に、今までの人生で全くものづくりなんてしてこなかった学生を採用する企業はありませんでした。そりゃそうです。僕が面接官なら、そんなボヤけた学生は最初に落とします。
僕は途方に暮れました。周りは既に内定を勝ち取り遊んでいます。僕は気を遣われて誘われません。親の「気にしてないよ」感もひしひしと伝わり、家にも居づらくなりました。恋人からは「勉強得意なんでしょ?もう公務員試験に切り替えたら?」と言われる始末です。
中小企業を受けるという選択肢はありませんでした。だって、「良い大学に行って大企業に入るのが幸せ」だとインプットしていたからです。
このままじゃ今までの努力が無駄になる。季節は夏を迎えようとしていました。不幸中の幸いで、当時の大企業の多くは「三次選考」を実施していました。一次選考と比べたらほとんど採用されませんが、若干名は採用される狭き門です。
そこからは必死でした。プライドも恥もかなぐり捨てました。大企業でホワイトだとネットで噂の企業をターゲットに絞りました。
そして超難関企業の内定者に模擬面接をしてもらい、話し方や立ち振舞い、表情の機微までを完璧に模倣しました。内容を組み立てるために、ターゲットの企業の社員を路上で捕まえて、ひたすら内部の情報を得ました。それらを面接官にウケるストーリーに乗せて話しました。たくさんの社員や内定者に模擬面接をしてもらい、ロジックエラーを徹底的に潰していました。入りたくもない企業にここまで必死にしている姿は滑稽そのものでした。
そんな滑稽なピエロは、努力のかいもあって無事に2chのホワイト企業ランキング上位の有名企業に入社できました。内定を通知されたときは喜びというより安堵が大きかったです。「よかった、まだ幸せへの道は途絶えなかった」と。
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入社してからは地獄でした。そりゃそうです。その業界や業種をやりたいわけでもないので、当然仕事を覚えるのが遅いです。やる気のなさもなんとなく伝わったのでしょう。上司は毎日僕を叱責しました。やる気も能力もないふてぶてしい新人の面倒を見ないといけない上司のストレス、相当だったと思います。
で、毎日怒鳴られ続けたり、とてもここじゃ書けないくらいの出来事が重なったりして、結果としていとがちゃんはぶっ壊れちゃいました。毎日6時に起きて、夕方の18時までベッドから出られない生活を数か月送っていました。(まさか「温度のある食べ物を口に入れる練習」をするとは思わなかったぜ!)
布団の中から天井を眺めながら思いました。「結局幸せになれなかった」と。ちゃんと良い学校と良い会社に入ったのに、僕は幸せになれませんでした。20年以上の人生を全て否定された気分でした。「お前の努力は無駄だった」「今までの人生が全部ダメになったな」そんな声がずっと頭に響いていました。
今を担保にした「未来の幸せ」なんてない。今すぐ幸せになろう
幸い、優しい友人に恵まれて立ち直った僕は、「幸せとは、今この場で掴むべきものだ」と考えるようになりました。
「収入がいいから」とか「定時に帰れるから」だけで就職先を選んだ人がいるのであれば、「自分は何に夢中になれるのか」を考えることを強くお勧めします。壁にぶち当たったときに「何のため」がないと人は簡単につぶれます。
「夢中になれるものがない」という人は、探しましょう。頭で考えていても一生答えは出ません。とにかく色んなことに手を出してください。少しでも楽しいと感じたら続けてみてください。飽きたら他のことをしてください。どんどん動きましょう。
「将来幸せになるために今頑張る」という考え方は捨てましょう。「今が幸せに思える頑張り方をする」という考え方で、ゆっくり楽しく生きていきましょう。
人生とは選択の連続です。家族や友人、社会の風潮によって選択させられているうちは幸せになれないと学びました。逆に、自身の衝動に身を任せた選択であれば、何かを成し遂げなくても幸せになれるということも学びました。
常識や当たり前といった、誰かが用意したルールに忠実に生きても、楽しくありません。自分に忠実に生きましょう。
P.S.
僕は今、デザイナーとして働きつつボードゲームを作っています。お金にはならないけど楽しく、そこそこ幸せです。
はー、語った語った!3000字に迫る自分語りってすごいな!恥ずかしくて明日には消してるかもしれないけど、まあその時は許してください!