「君たちはどう生きるか」を読んだ
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ベストセラーということで購入。本屋で平積みされていたのを何度も見かけて気にはなっていたんだけど、なかなか購入に踏み切れず、お正月の読書週間でAmazonで購入。原作は昭和を代表する知識人、吉野源三郎によって1948年に発売された歴史的名著らしい。僕は原作を知らないまま漫画版を購入した。売れた背景として、世界一受けたい授業で紹介されたってのがあるらしい。テレビ効果ってすごい。
内容
・正しい生き方とは何か?人間らしい生き方とは何か?ということを主人公であるコペル君の振る舞いや気付き・歴史上の出来事などを通して考え直させてくれる一冊。
・物語はコペル君の学校生活と、編集者であるおじさんのノートを交互に行き来して進む。
・他者とのつながりに始まり、貧困やいじめなど、目を背けたくなるようなテーマにも正面から向き合い、どう行動するのが(どう生きるのが)正しいのかを教えてくれた。
感想
どういう読者を想定して書かれたのか分からないけど、自分には合わなかった。絵が苦手だったというのもあるのかもしれない。
主人公の気づき→教訓という流れが、ワンパターンに繰り返されるだけで、全体的に浅さを感じてしまった。ナポレオンの件の部分は、浅い伝記を読まされているような気分になった。活字と漫画のバランスが中途半端で、どうせならどちらかに寄せてほしかったかなあという気持ち。原作はもしかしたら良いのかも。原作読んだ人いたら教えてほしい。
良かった言葉
世間には悪い人ではないが、弱いばかりに自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない
肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う
しばさんの感想もお待ちしております。