プラチナエンド3巻 – あらすじと感想「主人公がどんどん空気になっていく」【ネタバレ注意】
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プラチナエンド3巻が出ました
デスノートで一世を風靡したゴールデンコンビ・大場つぐみと小畑健の新作「プラチナエンド」の新刊が発売になりましたね。僕も早速購入して読みました。
簡単なあらすじ
不遇の環境に置かれた絶望に満ちた青年・架橋明日(みらい)が天使と出会って人生が一変するというストーリー。天使と出会った神候補たちはお互いを潰し合い、最終的な勝者を神にするという設定。Fateシリーズを見たことがある方がもしいれば、それとほぼ同じですね。
今巻のネタバレ
ここからネタバレに入ります。
2巻のラストで現れた怪しげな男の正体は、死を目前にした末期ガンの患者。名前は六階堂七斗。
豪雨の中、自分の家の窓を叩かれるなんて、完全にホラーですね。
3巻ではこの男を中心に話が回っていきます。明日、咲、六階堂は3人で強力して、メトロポリマンを倒す算段を立てることにします。
そんな中現れるのが、山田美々々(通称ミスリン)。
彼女もなかなかクレイジーなキャラクターをしていますが、案の定メトロポリマンに操られています、
そんな彼女(とメトロポリマン)との戦いに望む明日たち。六階堂が囮になり、明日がメトロポリマンを仕留める、という作戦でしたが、そう上手くは行かないのがマンガの面白いところ。
ビルもろとも爆破され、六階堂は瀕死状態に。死に対するトラウマが尋常じゃない明日は、尋常じゃないくらい取り乱してしまいます。そんな中背後に現れる……
メトロポリマン!!!
といったところで3巻は終了。4巻はおそらくメトロポリタンとの対決から始まることになるでしょう。なんだかんだ対決は初かな?
今巻の感想
今巻は今まで以上に説明のシーンが多く、なかなかに読んでいて疲れました。セリフだけで伝えようとしたり、読者に設定を説明するためにだけ登場した天使がいたりと、せっかくの画力が活かしきれていない印象で、もったいないなーと感じました。基本的に新キャラの六階堂中心に喋るから、今巻は主人公・明日とヒロイン・咲の存在感がどんどん薄れてきた3巻でした。
さらに、
ギャグっぽい要素を取り入れてみたり、
なかなかにブレがあるマンガだなーって読んでいて感じました。いっそのことどこかに振り切ってしまえばいいのに。
大場つぐみと小畑健というデスノートのゴールデンコンビなだけに、読者側もハードルが上がってしまう、というのは毎巻感じるところ。こういうハードルの高さもあってか、僕としての総合評価は微妙です!ちょっと惰性で読んでる感が出てきたかな〜。でも次の巻もなんだかんだで買いそう。こういうときにスパっと切れる決断力がほしい。
気になる次巻の発売日は?
今までのプラチナエンドの発売日をまとめてみました。
2巻:2016/5/2
3巻:2016/8/4
ということなので次巻の発売日は 2016/11/4 になりそうですね!ちょうど3ヶ月ペースで刊行されています。