『日記:鳥飼さんの漫画と最近と』かよ

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こんばんは。風が気持ちいですね〜。
今日はジムに行ってきました。
週1〜2回を目標に先月末から行き始めたジムですが、先週・今週は謎に週4を目指して行っています。急激にどうにかなることなんてないんですけど、頑張らないと立ってられない衝動に駆られたんですよね。

 

あとは『先生の白い嘘』以来、鳥飼茜さんの漫画にはまって読んでいます!
まずは

 

おんなのいえ 全8巻


同棲していた彼氏に振られた有香(29歳)が、母親命令により妹と住むことになり、”おんなだけ”になって初めて家族や自分、恋人や仕事と向き合って行きます。

 
私の中では、”おんな”ということが嫌ではないけど、少なからずコンプレックスや後ろめたさみたいなものがあって、あんまりそれを主張するものを避けがちだったんですが、立ち読みしたら面白くて面白くて、、最終巻は古本で揃わなかったので、わざわざサブカルの聖地・中野まで行って買ってきました。

 

 

鳥飼茜さんの漫画って、心情が本当に深くて、
例えばドキドキさせるようなシーンでも、ただキザなセリフとか、いかにも好きやろうって言葉を並べるんじゃなくて、”人間らしさ”でキャラに惚れさせるみたいなとこがあるんですよね。
最初はみんなどことなく嫌な部分があって、最初から好き!って思うキャラってあんまりいないんですけど、話が向かうにつれてみんなに味が出てきて、最後はたとえ嫌な立ち位置のキャラでも同情心が湧いてしまうんですよね。

 
おんなのいえはでわかりやすいのは、川谷さんです。(ネタバレ入りますが)

 

おんなだけの生活と言いつつ、いろんな男の人が出てくる中で、川谷さんは既婚者。(川谷で不倫ですw)
川谷さんが振り回されてそれさえも愛おしく思っているところがたまらないです。
私がいっちばん好きなところ。

 

 

 

 

 

有香が傷ついて川谷を呼ぶところで、そんな都合よく現れるとか思わないでね?といいつつ、ちゃんと改札くぐって行く準備をして、断られても常に相手を尊重しての。愛と情だよねぇ…。

 

この場面で有香は荻窪に住んでて、川谷さんは三鷹に住んでるんですけど、大体電車で10分もかからない距離で、でも歩いてはいけない距離なんですよね。その細かい設定とかが、読んでてとても盛り上がります。
みんなボロッボロに傷ついて、自分と違う人たちに支えられて、すこーしづつ強くなってるんだなぁ、って思います。完結してるので、ぜひ。

 

 

 

おはようおかえり 全4巻

 

 

こちらも読みました。ストーリー的には、前に読んだ2作の方が面白い気がするんですけど、この本の舞台が京都なんですよね。すごく個人的なんですが、3月まで住んでいたので、出てくる地名や背景が懐かしくて懐かしくて、息が止まりそうな程胸が熱くなりました。場所のチョイスも粋なんですよね。絵も綺麗だし。
京都に住む人たちの性格とか、特性とかを生き方に織り交ぜて進んでいって、こちらも家族とか恋人とか、誰と過ごすか、どこで住むのか、いろんな生き方を考えさせられました。
京都だけじゃなくても、地元がある人とか、逆に今住んでる土地を離れたことがない人とかも別の生き方を考えるかもしれません。どっちがいいか、っていうのはないと思うんだけど、選択肢を考えた上で選ぶっていうのが大事なんじゃないかな、と思ってみたりして。

 
自分のことですが、引っ越したことも、転職したことも、私の中では”いつか”すると、高校を卒業するみたいに最初から決まっていたことで、高校を卒業して戻りたいなぁ、はあっても本気で戻ろうとすることってないと思うんですけど、それと同じで後悔とかはなくて。ただこの漫画を読んで、自分の家も実家も近くにあるのに、ホーム・シックというものを感じました!恋しすぎて胸が痛いです!

 

 

みんなこうゆう気持ちを抱きながら、変化していくんだなぁ、としみじみ。自分や周りの変化についていくのって、まだ楽しめるほど強くないけど、だんだん受け入れられるようになりたいですね。
いつものことですが、漫画を読みながらつい自分に重ねてしまいましたが、いい時間でした〜!

 

今日もお疲れさまでした、おやすみなさい。