イツエ「優しい四季たち」の曲たちを手書きでなぞる

 

まず最初に言っておこうかと。私は暇なとき手を動かさずにはいられない。だから、20歳をすぎても何かしらの歌詞をどこかに走り書きすることが多々ある。まだ大人になりきれていないのか、単に暇の多い人なのか。ただ、その分より多くの歌詞をより読んでより考えてこれたのかもしれない。しかし正直なことを言ってしまうと、好きな作詞者は誰かと、考えようとも挙げられない。歌詞を読んでも「ふーん」と思うくらいで、琴線に触れるようなものに出会うことはなかなかない。5分前後に収縮された喜怒哀楽をモノ越しにあれこれ言われたって、どこか他人ごとにしか思えない。ドラマやドキュメンタリーでの涙を目にしてふっと笑ってしまうくらいには感情移入が下手くそな私だった。

しかし、そんな私も鬼ではなく、やはり人間だったのだ。この歌詞(音楽)に出会ったことで、私は弱くなった。

 

 

 

イツエ

そして1st Single「優しい四季たち」

優しい四季たち

 

 

 

 

今回は、そのシングルに入った4曲を、私のこの20数年間すべてを思って感じて、そのちっぽけでどうしようもない持ち物で考えながら書きなぞってみた。やはり私は弱くなった。なぜかって、手を動かして一つひとつを記すだけで、胸に多少の圧迫感と鼻の奥にツンとした刺激を受けとったからだ。

 

 

 

 

海へ還る

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手に取ったものは砂と言葉。どちらも掌からこぼれ落ち、波に消される
おかえり おかえり
すべてを包み込んでくれる海
私たちはきっと、海へ還る
この曲と出会って、海へ恐怖と嫌悪の念しか抱いていなかった私は海を母と思うようになった

 

「『魚の夢を見るの
足は尾ひれになって
月の浮かぶ海の中へ』と」

 

 

 

 

 

 

回廊

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失ったものと失ったもの
暗い森の中、君が聞こえない。映らない
暗くて 冷たくて 柔らかくて 暖かくて

失ったものやその意味は、わからない
ただ、それもこれも、今見えているものも触れているものもすべて、暗くて冷たくて柔らかくて暖かい
私の思いは、一つの言葉で表しきれるわけがないのだ

 
「君が聞こえない」

 

 

 

はじまりの呼吸

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「今踏み散らかしてる この土に還る」
「しばらく誰かはないてくれるかな」
「なんてあっけなく消える そう思った」
私に、永遠の課題をつきつける
私は土を踏みつける しかし私は土に還る

 

 

「『言いたいことってなんだ 強がってばかり
寂しいこと言うなよ 君はいつもそうだ』
なんて言ってくれる君のために今のうち笑っておこうかな」

 

 

 

時のゆらめき

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幼い私と幼い頃の私
いないはずの鬼と逃げ隠れる私
この映像はずっと私の中で流れ続ける

 

 

「夕暮れの街 どこかで鐘の音
カラスが遠くでさよなら、と歌い上げる」

 

 

 

 

 

瑞葵さんの言葉を使って、私なりの解釈というか、脳内を簡素に書き綴ってみた。興味を少しでも持ったら、歌詞を読みこんで考えてみてほしい。そして瑞葵さんの、イツエの音楽を聴いてみてほしい。この音楽と詞は私たちに答えを突き付けない。優しい四季が四色の曲と感情を運んでくる。

 

 

「強さとは正しさなのか」

 

 

 

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