アニメ初心者におくる。アニメの入口5選【その3】バンドマンはだいたい見ている!? ~けいおん!~
SPNSORED LINK
SPNSORED LINK
どうも、あいたんです。2週に1作ずつアニメを紹介すると言ったのに早速遅らせてしまい申し訳ありません!お待たせいたしました!……え?誰も待ってない?……誰が待ってなかろうと、俺が書きたいから書くんじゃあああああああ!!!あいたn、行きまーす!
バンドマンはだいたい見ている!?アニメ「けいおん!」
今回はこちら、アニメ「けいおん!」を紹介します。当方現在大学院2年生ですが、学部生時代は軽音楽サークルでバンドをやっていたバンドマン()でした。当時を振り返り、周囲のことを思い出してみると、「けいおん!」はサークル内ではほとんどの人が知っていて、半数以上は見たことがある…そんなアニメだったのかなと思います。かく言う私もバンドを組んでいた同期に「バンドやってるのに『けいおん!』見たことないとかありえないよ!!」とお叱りの言葉を頂き視聴。のち熱中し5年の歳月を経て、こちらで紹介するということになりました。「けいおん!」とは、バンドをやっている人ならだいたい見ている!バンドマンのバイブル的なアニメなのです!!(筆者調べ)
バンドマンが「けいおん!」にハマるわけ
バンドマンはなぜ「けいおん!」にハマるのか?その答えの一つに、京都アニメーション(以下、京アニ)が作るリアリティある演奏シーンが挙げられるのではないでしょうか。京アニは、キャラクターの細かい芝居や綿密な画面作りなど、丁寧な演出・作画が特徴の制作会社で、そのこだわりは本作でも遺憾なく発揮されています。
ギターやアンプなど登場する機材は実在する機材をモデルに忠実に再現されており(上画像参照)、演奏シーンでは演奏している音に合わせてきちんとキャラクターが動きます。そんなの当たり前だろ!って思うかもしれませんが、そんなことはないんです。アニメではパラパラ漫画と同じ原理でキャラクターを一人一人、膨大な枚数の絵を描くことで動かしています。当然、楽器を演奏するなどという複雑な動きを表現するのには手間暇がかかるわけで、アニメでライブシーンを表現しようとなると、同じ動きを反復させるだけになったり、なんとなく曲に合わせて動いていてもどこかぎこちなかったり、例えばギターだったら「こんな抑え方でこの音は出ないだろwwwww」みたいなことも日常茶飯事です。つまり、京アニはそこを丁寧にやってくれているわけですね。素晴らしい。
本作において、実在するモノを作中に用いるというのは機材に限ったことではなく、各キャラクターが使っている道具などにも当てはまるようですね(下記げじおさんの記事参照)。それだけでファンはキャラクターにリアリティを感じて愛着がわくものです。
[https://nikkech.com
「けいおん!」はポップな日常系アニメである
ライブシーンはこのアニメの魅力の一つなのですが、実はライブシーンは「けいおん!」というタイトルに反してあまり登場しません。というかそもそも彼女たちはほとんどバンドしません 笑
これが所謂”日常系アニメ”というやつで、美少女キャラクターのたわいもない会話や日常生活を延々と描くことを主眼とした作品群を指します(空気系 -Wikipedia-)。そのため、食事中もしくは作業中にBGM感覚で流す等リラックスしながら見ることができるというのも本作の大きな特徴であり、これが本作がヒットしたもう一つの要因かなと思います。本作では、そうした動きの少ない日常パートが基本FIX((カメラに動きがなく固定された画面のこと。))でシンプルに、しかしボケや広角レンズのような効果を取り入れることにより奥行きを持った止め絵として表現されています。そうすることで、(FIX中心の)2次元的な画面であっても、3次元的な立体感のある映像になっているということも特筆に値します。
まったりした本編とは対照的な、きれいめな衣装を纏ったPV風のEDとのギャップにやられた方もいるかもしれませんね。
ということでアニメ「けいおん!」、音楽好きの方や暇つぶしが欲しい方には是非見てもらえたらと思います。
このアニメを気に入った人に見てほしいその他の作品
「涼宮ハルヒの憂鬱」:同京アニによるライブシーンを見ることができるアニメ。
「らき☆すた」:同京アニによる日常系アニメの代表作。
「坂道のアポロン」:ジャズを題材にしたアニメ。ロトスコープ((実写により撮影したモデルをトレースしてアニメーションにする手法。最近ではこれとは別に3DCGをモデルにしてトレースするといった手法も見られる。))を用いた演奏シーンは圧巻。
けいおん! 全4巻完結セット
映画 けいおん! (Blu-ray 初回限定版)
[https://nikkech.com
[https://nikkech.com