スカイ・クロラ 【私が最も影響を受けた映画】

意味がわからない。

これが、この映画をはじめて観た時の感想。
小学生の時に、おとながお酒を呑みながら観ていたのをただ、意味もわからずセリフを聞いていた。

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中学生になって本を見つけた。
森博嗣の書いた原作、スカイ・クロラ。
読んでみたけれど、やっぱりよくわからなく
て、栞は163ページにはさまれたまま。

それからは溺れたように映画を観た、何度も何度も繰り返し観た。(母の兄からDVDを4年、借りパクしていることは秘密。)

キルドレ。おとなにならない、永遠の生を宿命づけられた子どもたち。
平和が実現された世界。かりそめの平和のなかでショーとしての戦争を戦っている。
彼らは、戦争でしか死ぬことはできない。

引き込まれて、魅入って、感情移入した。
どんどん浸っていって、だんだんわかってきた。

永遠といっても間違いではない生を生きている彼らは、私たちと似ている。
戦争でしか死ねないキルドレ、戦争や飢餓のない国で生きる私。
はじめのうちは、そう考えたら絶望だと思った。

「いつも通る道でも、違う所を踏んで歩くことが出来る。
いつも通る道だからって、景色は同じじゃない。
それだけではいけないのか、それだけのことだからいけないのか。」

これを聞いた瞬間、私のきもちは晴れる。
繰り返しだらけの日常にだって変化はある。
そう思わせてくれた。

私にとって、この映画は薬。
これからもずっと観続ける映画。

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