ボードゲームのススメ『カタンの開拓者たち』【思い出のゲーム】

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にっけちゃんねるの読者、寄稿者の皆さんこんにちは!こんばんは!今回初めて記事を書かせていだきます「つなろくごー」と申します。アニメの記事を書いてみないかとにっけさんに声をかけて頂きました、しがないアニメオタクです。よろしくお願いします。

自己紹介

初回ということで簡単に私つなろくごーについて説明させて頂きます。
身分はギリで大学生。不真面目すぎて賞味期限二年くらい切れてます。多分、食べたらキケンなやつです。趣味はアニメ、カードゲーム、麻雀…「超」が20個はつくインドア人間です。でも旅行とかも好きです。
音楽は主にアニソンを聞きます。邦楽はあまり詳しくないですが、アニソン以外だとamazarashiや神聖かまってちゃん、さよならポニーテールあたりを好みます。少年時代はバンプとアジカンを聞いて育ちました。
モットーは「作品の伝えたいことを全力で受け止めるのが良いオタク」好きなアニメはゆゆ式、けいおん、あの花、坂道のアポロン、攻殻機動隊などなど。
にっけちゃんねるでは僕が感じ取ったアニメの魅力を皆さんに伝えていけたらと思います。
ちなみにtwitterはこちら(@tuna_6go)

いきなりですが今回の記事はアニメとは関係ありません。先週のテーマですが【思い出のゲーム】として『カタンの開拓者たち』たちを紹介したいと思います。

カタンの開拓者たち

箱2
ボードゲームの本場、ドイツで生み出されたこのゲーム。
有名なゲームなので遊んだことある人や名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ドイツ年間ゲーム大賞 大賞(1995)
ドイツゲーム大賞 1位(1995)
米ゲームマガジン ゲームの殿堂(2005)
など数々の賞を受賞しており、発売されてから現在まで長く遊ばれている名作ボードゲームの一つです。

カタンの思い出

筆者は大学に入りたてのころに友人に教えてもらってからこのゲームにハマり、一時期狂ったように毎晩夜通しカタンで遊び続けたり、色んな人とプレイしたくて学生向けのオフ会を主催したりもしました。オフ会では筆者の家に8人ほど人が集まり、友達の輪も広がりと個人的には大満足なオフ会となりました。
また、4年前の3/11、震災の影響で筆者のアパートが停電してしまったときに、電気が通っている友人の家にみんなで身を寄せ合って遊んだのも思い出深いです。当時は何をやっても気が滅入るような状況でしたが、友人と卓を囲んで遊ぶことで少しは気が紛れていたかと思います。
飽きることがなく5年以上遊び続けています。何年も何年も遊び続けられるというのは本当に凄いゲームだなと思います。
ここからは「ボードゲームのススメ」的な記事になりますが、これまでボードゲームに興味のなかった方にも興味を持っていただけるよう、カタンのここがオススメというところを3つとり上げて紹介したいと思います。

1.初心者に優しいルール

ボードゲームのルールは、説明に1時間以上かかる複雑なものから、10秒で理解できる単純なものまで様々なのですが、カタンの開拓者たちは難しすぎず単純すぎずで、ボードゲーム初心者でも30分程度の説明で理解できるものとなっています。
戦略性のあるボードゲーム入門として、初心者におすすめです。

このゲームのルールを超大雑把に説明すると

  1. サイコロを振って
  2. 出目に応じた資源をゲットして
  3. その資源を用いて開拓地を拡大していき
  4. 繁栄した開拓地を作った人が勝ち!

というゲームです。
3人~4人で遊べます。友達複数でわいわいと遊べるのも良い所ですね。

それでは、ゲームのルールをやや詳細に紹介していきます。ここでは、なんとなくゲームの雰囲気を知ってもらえれば良いと思います。軽く読み飛ばしてもらっても構いません。

開拓者となったプレーヤーが開拓していくカタン島はこちら
ゲーム前のカタン島
六角形のタイルで敷き詰められた六角形の島がこのゲームの舞台となります。各タイルの絵柄はその土地から産出される資源の種類を表していて、タイルの上に置かれた数字のチップはゲーム中振られるサイコロの出目と対応します。
タイルの配列と数字の組み合わせは3兆通りもあるらしいです。毎回マップが異なるのが飽きない理由の一つ。

この島の上にこんな風にコマを置いて行きます。
ゲーム中のカタン島
ゲームの最初に、各プレーヤーは開拓地二つと街道二本を初期配置として置きます。デコボコしてるコマが開拓地で細長いコマが街道です。開拓地は隣接してるタイルから資源を獲得する役割で、街道は二本以上繋げることによって次の開拓地を作ることが出来るようになるという役割があります。
開拓地と街道、説明付きver2
手番の開始時に各プレーヤーはさいころを二つ振ります。
IMG_0181
二つの出目の和をと同じ数字のチップが置かれたタイルから資源が「産出」されます。
タイルから資源が産出されたとき、そのタイルに隣接してる開拓地を所持してるプレーヤーは資源を獲得することが出来ます。
出目とタイルと資源
画像の例だとサイコロの目の和が10なので、緑色のタイルと黄色のタイルからそれぞれ「木」、「麦」という資源が産出され、そのタイルに隣接した開拓地をもつプレーヤー(オレンジと白と赤のコマのプレーヤー)がそれぞれ資源を獲得します。

では資源を使ってどんなことできるの?というのがこちらの画像。
建設コスト2
街道と開拓地は先ほど説明したとおりです。
「都市」は開拓地を進化させることで作ることができ、獲得できる資源が二倍になります。
「発展」はチャンスカード。好きな資源を一つ選んで全プレーヤーから全て奪うことができる「独占」など、様々な特殊効果を持ったカードを獲得することが出来ます。

というような流れで、サイコロを振って資源を獲得し、資源を使って開拓地を拡大させていくゲームです。開拓地を拡大することで獲得できる資源の量が増え、さらなる拡大ができるようになります。開拓地や都市を作ることで得点になり、他にボーナスポイントなども合わせて、一番先に10点の得点に達した人が勝ちです。

難しそうだなと思われるかもしれませんが、一度やってみると意外と簡単です。
初めての人でも戦略を立てやすく、上級者とプレイしても8点くらいは到達できるのが特徴です。筆者が布教した人のほとんどは初めてのゲーム終了後に「もう一回やりたい」と言ってくれました。そのとき、前回のゲームでの反省点を認識して次のゲームで改善しているのが印象的でした。初プレイでも反省点が見えて、次のプレイで直ぐに改善することが出来るということで、初心者に優しいゲームと言えると思います。
何事も上達する課程は楽しいものですからね。

2.接戦になりやすいゲームバランス

1.で説明しきれなかった重要なルールに「盗賊」というものがあります。
盗賊
「盗賊」はゲーム中どこか一つのタイルに置かれ、置かれたタイルから資源は出なくなります。資源がないと何もできなくなってしまうカタンでこれは強力な妨害となります。
勝ち点がトップのプレーヤーが独走しようとすると、たちまち他のプレーヤーから盗賊の標的にされ、資源の獲得にブレーキが掛かります。結果、終盤は一手番を争う接戦になることが多いです。

また、サイコロの出目に結果が大きく左右されるゲームなので、初心者でも運が良ければ上級者を負かすことがありえます。そうでなくても結構惜しいところまでは迫ることが多いです。実力の高いプレーヤーでも常勝はできず、負けたときには「どこかでもっとうまくプレイしていれば勝てたかも」と思わせるバランスが絶妙。

3.実際に卓を囲んでこそのコミュニケーション

800px-Nepomuk_280_-_Osadníci_z_Katanu画像は筆者と友人です(大嘘)
このゲームでは資源を交換するために交渉することが出来ます。
「麦が欲しいんだけど木と交換してくれる人いない?」「麦かー。木二枚と交換ならいいよ」「ぐぬぬ、じゃあそれでお願いします……」というように資源の交換をします。実はこの交渉をうまく進められるかがゲームの勝率に大きく影響します。基本的には積極的に交渉を成立させていていくのがポイントなのですが、相手にとって喉から手が出るほど欲しい資材を渡すときは、なるべく多くのおまけをせびって得しようという強欲さも必要となります(笑)

交渉だけでなく、面と向かってプレイするボードゲームだからこそ、コミュニケーションの楽しさがあります。ボードゲームを中心に卓を囲めば、筆者のように口下手な人間でも自然と会話が生まれますし、お互いの戦略について反省会をしたりしても楽しいです。

ボードゲームは一人では遊べないので、筆者のように引きこもりがちな人間にとっては人と接する良い機会になります(笑)人と直接会ってコミュニケーションをとることの重要さは今更説明するまでもないでしょう。SNSやオンラインゲームなどネット上でも人と交流できる時代だからこそ、ボードゲームのような人と直接会って遊べる遊びというのは貴重かと思います。特にインドアの人にとってはすごく貴重!
いつものメンバーで集まるときの遊びの選択肢の一つにするもよし、親しくない人と親しくするツールにしてもよし、みなさんもコミュニケーションツールとしてボードゲームを活用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

  1. 筆者が大学時代遊びまくったカタンというゲーム
  2. 初プレイでも楽しい!二回目はもっと楽しい!
  3. 手に汗握る終盤の攻防
  4. ボードゲームで広げよう友達の輪