2016年読書ログ あつみん

はじめましての記事を書きます!

対岸の彼女 / 角田光代 ★★★★☆

購入の経緯

高校のときに課題図書として購入しました。
ことある毎に何度か読んでいます。

前置き

みなさんの好きな感情ってどのような感情でしょう。
楽しい感情、喜びの感情、嬉しい感情などの明るい感情が好きだったり、一人で淋しさや、センチメンタルな感情に入り浸るのが好きという人もいると思います。

僕は後者のセンチメンタルな感情に入り浸るのが好きだったりします。例えば、お祭りのあとの誰もいなくなった屋台の通り道を一人歩いたり、自宅で飲み会をしてみんなが帰ってしまった後の静けさに包まれた時の感情です。一抹の淋しさがありますが、一人でこの感情をに浸っている時間はなんだか落ち着くのです。

ひとこと

この本はそんな一人の静かな淋しい時間を感じられる本です。と言っても、徹頭徹尾淋しい物語というわけではありません。二人の女子高生と二人の大人の女性のお話です。この二組の女性たちのそれぞれの出会いと、それを取り巻く人間関係のリアルさ、そして親友であることの切なさが描かれています。

離れてしまっても、「お互い会いたいと思っていれば、きっといつか会える」と希望を持たせてくれる本です。また、人と出会うことはどういうことなのだろうと考えるきっかけになった本でもあります。

 ちなみに

作家の森絵都さんが文庫本の解説を書いています。
この解説も人との出会いについて沁みることが書いてあるので是非読んでみてください。