村上春樹『職業としての小説家』 良かったところまとめ

こんにちは、シルバーウィーク満喫中のにっけ(@nikke_1925)です。

読書の秋ですね。ゆっくりと時間が取れる連休でのんびり読書を楽しもうと思います。休みの日はサイコー。

さて、今日も本を一冊読み終えたので、いつものように「良かったな」と思った部分をまとめておこうと思います。

読んだ本は村上春樹の『職業としての小説家』です。

『職業としての小説家』について

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「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加えたエッセイ。「誰のために書くのか」「どのように書くのか」「なぜ小説を書き続けるのか」「小説を書くための強い心とは」など、村上春樹の小説を書くときの考えがギッシリ詰まった一冊でした。

ちなみにこの本、紀伊国屋書店が買い占めたことで話題となってましたね。

そんなこととはつゆ知らず、僕はAmazonで購入してしまいました。
Amazonでもフツーに売ってたけどなあ…果たして意味あったのかどうなのか。

買い占めについては日経新聞の記事なんかがわかりやすいかも。
[http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21I1N_R20C15A8EA2000/]

良かった部分まとめ

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まあそんなことはさておきこんな感じで今回も付箋を貼りながら読み進めました。

付箋が貼られている良かったと思った部分をブログにまとめておきたいと思います。

僕のこの読書の方法については記事下部にリンクを載せておきますね。

僕は一般論があまり好きではありませんが、あえて一般論を言わせていただくなら(すみません)、日本においてあまり普通ではないこと、他人と違うことをやると、数多くのネガティブな反応を引き起こすというのは、まず間違いのないところでしょう。日本という国が良くも悪くも調和を重んじる(波風をたてない)体質の文化を有していることもありますし、文化の一極集中傾向が強いこともあります。
P95 オリジナリティーについて

まず出発点として「自分に何かを加算していく」よりはむしろ、「自分から何かをマイナスしていく」という作業が必要とされるみたいです。僕らは生きていく家庭であまりに多くのものごとを抱え込んでしまっているようです。情報過多というか、荷物が多すぎるというか、与えられた細かい選択肢があまりに多すぎて、自己表現みたいなことをしようと試みるとき、それらのコンテンツがしばしばクラッシュを起こし、時としてエンジン・ストールみたいな状態に陥ってしまいます。
P98 オリジナリティーについて

「自分が何を求めているか?」という問題を正面からまっすぐ追求していくと、話は避けがたく重くなります。そして重くなります。そして多くの場合、話が重くなればなるほど自由さは遠のき、フットワークが鈍くなります。
P102 オリジナリティーについて

気が向けばエッセイなんかを書くこともあります。そういうことをぼちぼちとやりながら、「べつに小説を書かなくたって死ぬわけじゃないんだし」と開き直って生きています。
P103 オリジナリティーについて

君の能力と才能を絞りきってものを掛け。そして弁明をしたり、自己正当化したりするのはよせ。不満を言うな。言い訳をするな。
P158 時間を味方につける 長編小説を書くこと

この先生の中では「遅刻を許さない」という狭い目的意識が頭の中で異様に特化して膨らんで、世界をバランス良く見る視野が失われています。
P206 学校について

ものごとを自分の観点からばかり眺めていると、どうしても世界がぐつぐつと煮詰まってきます。身体がこわばり、フットワークが重くなり、うまく身動きがとれなくなってきます。でもいくつかの視点から自分の立ち位置を眺めることができるようになると、言い換えれば、自分という存在を何か別の体系に託せるようになると、世界はより立体性と柔軟性を帯びてきます。
P210 学校について

実を言うと僕は、沙羅がそう言うまで、多崎つくるがその四人に会いに行くことになるなんて、考えもしませんでした。僕としては、自分の存在が否定された理由もわからないまま、多崎つくるがその人生を静かに、ミステリアスに生きていかなくてはならないという、比較的短い話を書くつもりだったのです。
P234 どんな人物を登場させようか?

僕が作家になり、本を定期的に出版するようになって、ひとつ身にしみて学んだ教訓があります。それは「何をどのように書いたところで、結局はどこかで悪く言われるんだ」ということです。
P252 誰のために書くのか?

『もし全員を楽しませられないのなら 自分で楽しむしかないじゃないか』
この気持は僕にもよくわかります。全員を喜ばせようとしたって、そんなことは現実的に不可能ですし、こっちが空回りして消耗するだけです。
P253 誰のために書くのか?

まとめ

村上春樹さんのプライベートな部分についてなかなかのボリュームで書いてありました。彼のこれまでの生き方や現在のライフスタイルについては、だいたいは「まあそうだよな〜」とおおかた予想通りでした(「毎朝早く起きて午前で仕事を一気にこなす」「ランニングや水泳などを定期的に行い、とにかく健康的な生活を送っている」などは以前から知っていたので)。

しかし、考え方にはハッとさせられる部分も多くありました。

世間からの非難に対する彼のスタンスや、多角的なものの見方行動力なんかは僕たちも見習うべきところなんだなあ〜と。アラサーでふと思い立って一気に小説を書き上げて賞をゲットしたり、とりあえず海外に飛んで小説を書いたり、とにかくスゲエ…今の自分、まだまだ視野狭いな〜と感じました。

この本を読んで、ゆるく生きるという僕の人生のモットーがさらに確固たるものとなった気がします。何ごともね、思い詰め過ぎるのは良くないよね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。にっけでした〜!

僕の読書の方法や、以前のブログについてはこちらにまとめてありますのでもし良かったら。

『村上さんのところ』を読み終えたので、良かったなと思った部分をまとめておきたいと思います。あと僕の読書の方法も。

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ABOUTこの記事をかいた人

にっけ

1990年生まれ、東京在住。国立理系大学院を修了後、大手メーカーに就職。SEとして働き、現在2年目。インターネットと音楽と漫画が好き。主にTwitterに生息しています(@nikke_1925)