アニメ初心者におくる。アニメの入口5選【その5】2010年代を代表する作品!~魔法少女まどか☆マギカ~

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「このコーナーの概要・意図」「アニメの入口5選 その4」はそれぞれリンクへどうぞ。
[http://nikkech.com/anime/post-2321/]  
にっけちゃんねる毎週木曜は「アニメの日」ということで、先週からつな氏と私あいたんによる共同の連載企画がスタートしました。私のほうは以前から「○○なアニメ5選」という連載コーナーをやっていたので、それをそのまま続ける形でやらせていただこうかと思います。
[http://nikkech.com/anime/post-3334/]  

2010年代を代表する作品『魔法少女まどか☆マギカ』

まさに「アニメの入口」として最後に紹介するのに相応しい一作。
(おそらく特にアニメを見慣れていない人にとっては)衝撃の展開で、ある程度の社会的ムーブメントを起こしたと言える本作。放送当時、普段はアニメを見ないような人たちがこの作品に熱中している様子が、SNSや掲示板、もしくはTVや芸能人のコメントなどで窺うことができました。これから先5年、これほどの衝撃があるかと考えたときに、しばらくはないだろうなぁということで、少し気は早いですが「2010年代の代表作」とつけさせていただきました。作品の真価は10年20年経ったときに決まると言われますが、90年代のエヴァに相当するようなものになり得るとしたら、2010年代は本作かと思います。
今回は、そんな『魔法少女まどか☆マギカ』について、本作をまだ見ていない人のネタバレにならないよう、概論的なお話をしようと思います。(本当はディティールにつっこむほど時間的余裕がなかっただけです。まぁつまり手抜きです。さーせん 笑)
 

本作の良さとオリジナルアニメの可能性

少々考えてみたのですが、「この作品は何が良かったのか?」と問われたときに、「ズバリこれだ」というものがイマイチ浮かびづらいなというのが筆者の正直な印象です。それでも答えるとするなら、「どんな作品になるか想像がつかなかったこと」と「バランスが取れた良質なエンタメ作品だったこと」だと思います。
前回の記事でも述べた新房監督の独特な演出、エロゲライター虚淵玄氏による脚本、ほんわかした日常系な絵柄が得意な蒼樹うめ氏、アニメ音楽界でも異彩を放つ梶浦由記氏による劇伴、劇団イヌカレーによる異空間な背景……こうして改めて並べると、本作のメインスタッフには非常に個性の強い面々が並びます。果たしてこの多彩な顔ぶれからいったいどんな作品ができあがるのか、想像がつきづらいのがポイントです。想像がつかないという点では原作がないオリジナルアニメであるということも本作にとっては良い材料として働きました。
一般的に、オリジナルアニメは原作ものと比べ企画として成立するのが難しいと言われています。原作ものであれば、原作の固定ファンが一定数いるのである程度のリターンが見込めますし、原作側からの出資もあります。一方、オリジナルアニメは一からすべてを作り上げなければならず労力がかかる上に、それが当たるかどうかというのはある種博打にならざるを得ません。しかし、先ほども言ったように本作ではそれが優位に働きました。作品の展開も想像がつかなければ、どんな映像(音楽やキャラや背景などすべてを含めて)を見せられるのかという予想もつかない。けれども、実際に見てみると視聴者が期待するそれぞれの良さはきちんと出ていて、なおかつうまくまとまっている。つまり、そういった想像のつかなさと、視聴者の期待の範疇であるという「バランスの良さが素晴らしいエンタメ作品だった」というのが本作を表すのに一番しっくりくる言葉かなと思います。「アニメは絵・音楽・文・劇などが組み合わさった総合芸術である」というような話もありますが、本作はまさにそれらの総合力が優れていたのではないでしょうか。
こうして成功を収めた本作ですが、アニメ発信であることの価値を改めて周知した功績も評価したいですね。やっぱり私自身「こんなの見たことねえ!!」っていうアニメオリジナルな作品をたくさん見たいと思いますし、その意味で本作のヒットは間違いなく近年オリジナル作品が増加している一因だと思いますので。
 

このアニメを気に入った人に見てほしいその他の作品

「コゼットの肖像」:新房監督自ら「まどかマギカの原点である」と語る作品。
「喰霊-零-」:驚きのストーリー展開と、悲痛な少女達の運命を辿るという点が共通しています。
「ぼくらの」:鬱作品と言われるまどマギですが…もっと絶望が欲しくなったら見てください。
 

ライター虚淵玄について(筆者のおなにー)

この作品は映画「[新編] 叛逆の物語」が特に素晴らしかった。ここではシナリオライター虚淵玄について話すとしましょう。この人が書いた作品は本作のTVシリーズしかり、「Fate/Zero」「サイコパス」しかり、他にもいくつか見てみましたけど、共通して感じたのは「この人、とかく面白いエンタメは書けてもテーマ性のある作品は書けないんじゃないか」ということです。所謂「作家性がない」というやつです。
その感想はある程度的中していて、以前虚淵氏が爆笑問題のお二人がやっているラジオに出演した際に「自分には表現したいことも伝えたいこともないので、監督がああしたいこうしたいというのを持っている方がやりやすい」というようなことを語っていました。どこまで本気で言ってるのか定かではありませんが、自分自身の中には強く主張したいことはないけれど、こういうものを書いてくれと要望されれば何でも面白く書きますよ、というスタイルのようです。
しかし、「[新編] 叛逆の物語」では、そうした筆者の想像を遥かに超える物語が展開されました。今作において暁美ほむらが行ったのは、「自分が欲しいまどか以外のまどかはいらない」というような本当にわがままなことなのですが、自分の中にある強い願いを世界のすべてに否定されてもただ純粋に貫く少女の姿というのが、力強く表現された作品となっていました。それほど強烈なエネルギーが、自身の本心から、内から湧きあがったものでないとすれば(つまり、自分の中にテーマがないにも関わらずあれほど熱量のある話を書けるのだとしたら)、それこそライター虚淵玄は化け物だと思うのです。
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[http://nikkech.com/biography/post-3935/]
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